一番好きなケーキは何?という質問に多くの人が答えるのは…。
いろいろ個人差はあると思いますが、真っ先に思い浮かべるのはショートケーキ。という人が多いのではないでしょうか?
でも多くの種類のケーキが手軽に食べられるようになった今もなお、ショートケーキが根強い人気があるのはなぜなのか。
パティシエとしてもシンプルなショートケーキがなぜこんなにも好かれているか疑問に思っていました。
今回はそんなショートケーキの謎について書いていきます。
ショートケーキの人気は不動
老若男女関わらずどの世代でも人気はいつも高いのがショートケーキ。
一定の人気で売り上げを誇るショートケーキ。
どこの洋菓子店でもほとんどの店で置かれているのがショートケーキ。
まさに不動の人気を得ています。
なぜ人気があるのか?
そこまで好きな理由はどこにあるのだろう。
次の理由が考えられます。
認知度
ケーキといえば?と聞かれて一番最初に思い浮かべるのがショートケーキな人は多いでしょう。
ショートケーキは数少ない日本生まれのケーキ、多くの人が小さな頃から知っている歴史のあるケーキ。
日本で生まれ育った人ならほぼ全員がその名前を知っている…そんな有名なケーキだからこそ人気があるのか?
味
スポンジ生地と生クリーム、苺(いろいろなフルーツがありますが苺が一番有名)
基本的にケーキとしては、シンプルな組み立てのケーキ。
ふわふわしっとりスポンジ生地と濃厚な生クリームに程よい苺の酸味、味としては甘ったるくないお菓子としてはあっさりとした味わい。
日本人は甘さ控え目のケーキが好き
多くは濃厚で甘いものが多いため、甘すぎるとくどく感じる人も。
甘さは悪と感じる人にもショートケーキは程よい甘さ、あっさりとしていることから低カロリーなイメージが思い浮かべる人も多いのでしょうか?
健康志向が強いとされている日本人、健康面でも罪悪感が残らない理由から、ケーキとしてはショートケーキを選んでいるのかもしれません。
柔らかさ
スポンジ生地のふわふわとした食感が好きだという人は多いのです。
パン好きが多いのも影響しているのか
パンでもソフトなものが好かれていることからも、スポンジ生地のふんわり弾力のある生地が好きな人は多いようです。
生クリームも軽くふんわりとした食感でありつつ濃厚な味わいが、生地との相性も良いため、日本人にはすごく好まれるようです。
思い入れ
歴史のあるショートケーキですが、昔のケーキはバタークリームを使ったケーキが主流。
生クリームを使ったショートケーキは高級なイメージで、特別な時にお金に余裕のある家庭の人だけが食べることができるという時代もあったそうです。
そんな時代を知っている人にとっては、今でもショートケーキに特別な存在として憧れや思い入れがある人もいるのではないでしょうか。
色
苺のショートケーキの赤と白のコントラスト。
紅白のようなめでたいイメージや日本の国旗の色からも、日本生まれのケーキとしてとても親しみやすいといえます。
白い生クリームがきれいに塗られていること繊細なデコレーションからも高級感のあるイメージ。
視覚からの情報が強いため、とても影響しやすいといえます。
色として思い浮かぶこと
苺の赤い色がポイント。
ショートケーキには苺以外にも多くのフルーツが使われることがありますが、やはり人気が高いのは苺のショートケーキ。
赤色は木の実が熟したときのサイン。
そのため、苺のショートケーキが間の本能的に赤い木の実が熟している様子から本能的に食べたくなる…のではないか?
まとめ
まだまだ理由がありそうですが、洋菓子の種類をあまり思いつかないだけかも。
あまり食べたことのない人はただ単にケーキの種類をあまり知らないだけだったり。
ケーキなどお菓子の種類はとても多いのですが、あまり知識は知られていないことかもしれません。
洋菓子だけでも生地とクリームの組み合わせができます。