ルビーチョコレートの味とは?画期的な第4のチョコといわれる理由

今年から販売されたルビーチョコレート。 注目されていますが、そんなルビーチョコレートはどんな味なのか?第4のチョコレートってなにがすごいの?などの疑問に答えていきます。

ルビーチョコレートとは

チョコレートブランドであるカレボーが開発させたピンク色のチョコレートで、ルビーカカオ豆というカカオ豆を使用して作られるというルビーチョコレート。

着色料もフルーツのフレーバーも使っていないのにピンク色のチョコレートを作り出せるというのは、製菓業界で働く人にとっても驚いた人は多かったと思います。

ちなみにカレボーはもともとベルギーのチョコレートブランド、のちにフランスの同じく老舗チョコレートブランドのバリーカカオ社と併合してバリーカレボー社となっています。

ルビーチョコの特徴

ルビーチョコレートに含まれる原材料は、砂糖、カカオバター、脱脂粉乳、全粉乳、カカオマス、乳化剤(大豆由来)、クエン酸、香料。

原材料に乳成分が含まれているチョコレートのため、チョコレートの規格上、ミルクチョコレートに分類されています。

ルビーチョコの味わい

そんなルビーチョコレートの味は、まろやかな甘さが特徴的でミルクチョコレートというよりはホワイトチョコレート寄りな印象で、そこに酸味が加わった味わいです。

酸味といってもフルーティーでベリーのような酸味に感じます。

この酸味がルビーカカオによるものなのか、それともクエン酸や香料がよるものなのか少し疑問で、クエン酸と香料がどれくらい含まれているのか気になりますね…。

カカオの風味や苦みがあまり感じられないため、本当にカカオマスが含まれているのが疑ってしまうほどカカオの主張が少ない印象です。

フレーバーチョコレートのようで不思議なチョコレートに感じます。

またカレボーの製菓用チョコレートとあって、くちどけはとてもよく、カカオ含有量としてカカオバターの量は多そうです。

酸味があるので加工する際の組み合わせ方は難しそうですが、製菓用にも十分使いやすいチョコレートのようです。

表現しにくいですが、どちらかというとベリーのフレーバーチョコレートや酸味のきいたホワイトチョコレートのような味わいで、まろやかな甘さの中に酸味がある印象です。

なぜ画期的なチョコレートなのか?

チョコレートには、スイート(ビター)、ミルク、ホワイトの3種類に大きく分類されています。

この4番目のチョコレートとして位置づけられるのが、ルビーチョコレートなのではないか?…といわれているのです。

ピンク色をしたフルーティーな酸味があるチョコレートとあって、チョコレートが好きな人にとっては、非常に面白いチョコレートだと感じたのではないでしょうか。

第4のチョコレート

過去に第4のチョコレートという言葉を聞いたことがあるのでは?

過去にチョコレートブランドであるヴァローナ社がブロンドチョコレートを開発し、第4のチョコレートとして売り出しました。

ですが製菓業界ではブロンドチョコレートは知られるようになりましたが、第4のチョコレートとしてはあまり認知されておらず、一般の方にも広まっていないのが現状です。

そんな中、第4のチョコレートとして、新たにカレボーがルビーチョコレートを開発しました。

そのルビーチョコレートがスイート(ビター)、ミルク、ホワイトに続く第4のチョコレートとして定着するかもしれないのです。

ただスイート(ビター)、ミルク、ホワイトのチョコレートの見分け方は、大きく原材料によって分けられるのですが、ルビーチョコレートの場合は原材料から見るとミルクチョコレート。

ルビーチョコレートの違いがルビーカカオというカカオ豆の品種によって作られる点であることから、3種類のチョコレートの違いとは異なるため、第4のチョコレートになるかはまだ分からないかな…というのが今の感想です。

ルビーチョコレートは今後どうなる?

着色料なしでピンク色のチョコレートになるのは、個人的にも面白く、非常に画期的ではないかなと思っています。

酸味がありますがまろやかな甘味で、食べるチョコレートとしては美味しく、多くの人に受け入れられそうな味わいです。

バレンタインデーなどで手作りチョコを作る方にも、着色料を使わずに手軽にピンク色のチョコレートを作れるのであれば、十分な需要がありそう。

そしてカカオ豆によってピンク色のチョコレートを作り出せる点は、ほかの3種類のチョコレートと差別化しやすいかもしれません。

価格面や供給面によっては、今度こそ第4のチョコレートとして定着するかもしれないため、ルビーチョコレートはまだまだ注目されそうです。

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