材量選びは作るお菓子によって、適した材料を選ぶことが大切です。
材料の種類は高価なものから安価なものまで様々あり、作り方に合った材料を用意する必要があります。
より美味しく作りたいときには、最初の材料選びは重要になります。
今回はスポンジケーキの材料について紹介していきます。
基本のスポンジケーキの材料とは
基本のスポンジケーキを作るために必要な基本材料は、主に3種類です。
卵、砂糖、薄力粉の混ぜ合わせた生地に気泡を含ませて加熱することで、スポンジのような生地を生み出します。
3種類以外によく配合されるものにバターがあります。
バターは深いコクと風味を生地に与え、しっとりとした生地に仕上げることができます。
スポンジケーキを作るのに好ましい卵の選び方
スーパーなどで売られている卵で、十分美味しく作ることが可能です。
スポンジ生地を作る場合に卵の配合量がほかの材料よりも多く、少ない種類の材料で作るため卵の種類や質を変えることで、生地の味に変化を与えやすいといえます。
少ないですがブランド卵の種類によって、お菓子作りに向いている卵もあります。
すこし値段が高くてもよいものを作りたい時には使用してみると、一味違った生地にすることができます。
より新鮮な卵を選ぶ
卵は種類で選ぶよりも、温度や鮮度に気を使うことが大切になります。
卵の鮮度の違いによって、卵を泡立てたときの気泡の細かさが変わります。
より新鮮な卵を使うことで、卵を泡立てた際に古い卵を使う場合よりも、気泡のきめが細かくなりやすくなります。
スポンジ生地をつくる場合、気泡のきめの細かさが出来上がりの膨らみや食感に影響を与えるため、なるべく新鮮なものを選んで使うことをおすすめします。
砂糖の選び方
基本的にスポンジ生地をつくる場合での砂糖選びには、グラニュー糖をおすすめします。
グラニュー糖はくせのない甘さが特徴で、卵やバターのコクや風味を邪魔しないため、スポンジ生地に適しています。
砂糖は甘さを加える以外にも、生地の膨らみや食感を作るのに大きく関わっており、作るためには一定量の砂糖が必要になります。
スポンジ生地を作るために必要な材料の種類は少ないので、砂糖の味の違いも出やすいため注意が必要です。
好みに応じて上白糖を
生地にしっとりとした食感を強く出したい方は上白糖を使用することも可能です。
上白糖は保湿性が高いので焼き上げた後も水分を維持しやすく、しっとりとした生地になりやすく、パサパサとした生地になりにくくなります。
ただしコクがあるため、クセのある甘味に感じるため、ひとによって好みが分かれることが上白糖では多くあります。
また上白糖はグラニュー糖よりも転化糖が含まれています。
焼き色がつきやすくなるため、オーブンの設定温度を下げるなどの調整の必要が出て来る可能性があります。
その場合、砂糖の量が多い配合の場合ほど注意が必要です
上白糖を使用したい場合、砂糖の成分量としてあまり違いはないので計量する際の配合量は同じで構いません。
薄力粉の選び方
ふわふわの食感やソフトな弾力のスポンジケーキを求めるのであればたんぱく質の含有量の少ない種類の薄力粉を選ぶとよいでしょう。
薄力粉は小麦粉の中では、たんぱく質の含有量が少ないのですが、薄力粉の中でも製菓用として使われる薄力粉はさらにたんぱく質量が少ないのです。
一般的に料理などで使用される薄力粉でも、スポンジケーキは十分作れます。が、
スポンジ生地を作る際には、たんぱく質の含有量が少ない薄力粉を使う方が、ふわふわの食感やソフトな弾力を生み出すだけでなく、膨らまないなどの失敗をしにくく、作りやすさの面でも難易度が下げることができます。
薄力粉のたんぱく質によって、グルテンが過剰に形成されると生地の膨らみを抑えてしまうため、よりたんぱく質量の少ない粉を使うことによって最終的に形成される量を抑えられます。
薄力粉以外の粉に置き換えるなどの方法もありますが、スポンジケーキの骨組みともいえるグルテンは最低限必要なため薄力粉は必要になります。
薄力粉を置き換える場合の量は一部にして、粉分量の5割以下にして量を抑えましょう。
バターは推奨
クリームなどと合わせる生地には、バターのコクと風味が加わることで生地とクリームとの相性が良くなるため、入れることをつよくおすすめします。
お菓子づくりでは一般的に無塩バターを使われますが、スポンジケーキの場合にも無塩のものを使ってください。
溶かしバターにして加えます。
サラダ油などの植物性油脂の使用も可能ですが、バター独自のコクや風味がないため、食べた際に違和感を感じるかもしれません。
植物性油脂の利点もありますが、あくまでもバターの代用として使われます。
スポンジケーキの基本材料のほかにも
牛乳
バターのように風味やコクを、生地に与えるために加えることがあります。
ただし牛乳はバターよりも水分量が多く、
風味やコクを与えることよりも水分を与えることに意味があります。
水分を加えることで焼き上げる生地を、しっとりとしたものに近づけることができます。
スポンジ生地の基本配合以外の材料
ココア コーヒー粉末 アーモンドプードル など
これらは、ふるう際や加え方を変える必要がある場合があります。
ココアパウダーやアーモンドプードルには油脂が含まれているため、生地の中の気泡に影響を与えてしまうため、薄力粉だけを混ぜる際よりも気を付ける必要があります。
粒の大きさが大きい場合にも、薄力粉をふるうふるいよりも粗いものを用意しなくてはいけない時もあります。